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ビジネス通訳:セミナーや会議における通訳「難儀」

ビジネス通訳|日英中トリリンガル:会議・交流


大勢の人が一度に聴講する会議って、古今東西、コミュニケーション効果において、なかなか難儀のものがある。

どうしても、人が講壇に上がり、一方的に語り出すのは、聞く側が受け身、語る側が主導、という傾向になりがちだからである。

その特徴をあげてみると、

・聴講側の集中力を長時間にキープするのは難しい(聴講者が眠りやすくなる)
・聴講内容は Specific & Deep(深掘り)になかなかできない

さらに、よほど上手な演者でなければ、

・声や喋り方は聞きづらい
・話の筋は散漫し、長い、何が言いたいのかよくわからない、疲れる話
・演者の語りと同時にプロジェクターに見せられるスライドをたくさん読まされ、なかなか内容をキャッチできない

本来この形態の情報発信は、上下関係ないしグループ(帰属)意識を強調する役割を持たせる情報フィードの場として有益である。もしくは、大衆エンターテイメントなど。

それに加えて通訳観点からの難儀、というよりもよく陥るポイントは

【準備として】
・通訳者は事前に会議の趣旨や構造を知らない(知らされていない)
・通訳者は事前に演者の講演資料を渡されていなく、演者とも擦り合わせていない

【通訳者として】
・変換先の言語の最新状態を知らない
・変換先の用語と背景の知識や把握不足

【当日現場で】
・演者が話すスピードが早く、通訳ための段切りもしていない
・演者の語り自体はわかりにくくなっているのに、それをただひたすら語彙だけ追従した通訳になってしまった(それだけでいっぱいな状態に陥ったなど)。

以上の問題に陥ってしまうと事後に聴講者に聞けば「何がいいたいのかよく分からなかった」、更に両方の言語を分かった人に聞いたら「全然違うことを通訳された」という状況になってしまう。

高いお金を払って通訳者を手配して社員全員に旅費出して営業時間を返上させて出席させてまで聞かせた話なのに、こういう結果になるのは極力に避けたい。

忠実に語り手の内容全てを機械みたいに別の言語に変換することがいい通訳だという考えもあるが、「Time is money」「Efficiency」にこだわるビジネス・シーンは、やはりイメージした結果(ゴール)から遡り行動を決めるのは、基本ではないかと思われます。

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ビジネス通訳(英語・中国語):セミナーと会議における通訳「難儀」

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Brenda Chen