医師や医学研究者向けのオンデマンド英語ワークショップ (現在「MEC」の開催が 休止中でございます。 ) 消化器内視鏡の処置具メーカーとその代理店に国を超えて勤めてきた 11年間で痛感したのは、日本の医師や医学研究者が「英語」という壁で実力ありながら世界的に発信できずに損しているということでした。 この「損している」というのは日本の医師と医学研究者だけではなく、他の国で真剣に取り組んでいる研究者と医師にとっても損ですし、結果的に患者さんにとっても損です。 もったいない。 本当に、もったいない。 せっかく海外の学会に行けたにも関わらず、ご自身のポスターセッションを活かして色んな国の方と意見交換および交流を持ったりできる方は少ないのではないかと思います。 そして数多くのディナーやフォラムをはじめ、医療関連企業やその他日本以外の医療従事者の方との交流をもたらすイベントや社交的な場においても「英語」という壁でなかなか自ら活発的に意見交換することは難しいのです。 過去は英語ができなくても良かったものの、現在は大学病院や専門医、専門分野の研究医はまさに英語で自己表現できるかできないかによって大きく活躍の幅も選択肢も大きく変わるといっても過言ではありません。 実際、全国の学会においても英語が公式言語に変わりつつあり、やはり医療もますます全てにおいてボーダーレスの時代に突入していると感じています。 英語できる医師と研究者は国内のみならず海外での活動も増え、海外とのパイプラインを太くすることによって国内の発言や活動も鮮やかになります。 もっといえば海外に要請され海外での勤務も可能になります。これも残念な事実ですが日本と比べて勤務環境も待遇も一般的に欧米の方が魅力的です。 消化器内視鏡処置具メーカーとその代理店で学術活動と営業促進を担当してきた 11年間で、最初は英語の壁を克服したいと強う思う先生方から個々に相談を受けました。 そのうち、研究会という形式で英語で症例報告などのシミュレーション・ワークショップを開催したり、地域で開催される通常の研究会で特定した英語のテーマに対して講演して欲しいとの依頼もありました。 その場で実感したのは日本の医療従事者にとっては「英語」は単なる活躍の幅を広げてくれる道具ではなく、横との繋が...