ビジネス通訳|消化器内視鏡専門通訳|英語・中国語
その時は海外で行われるものであり、日本の先生何名かに同行させていただいたか、先生方に私が担当したセミナーに出席していただき、現地で合流されたかのどちらかです。
ディナーが伴う講演を聴講される場合だと基本同席される通訳者は何も食べれない、もしくは食べても味を知らない状態です。しかし、通訳業務は非常に脳力と体力を消耗するため、お腹が空けば業務に支障が鍛える可能性すらあります。その辺は通訳者はみんな何かと自分にあった対策法をとっているかと思います。
基本、日本の医師は英語プレゼンのスライドや手技の動画を見せられれば、英語のリスニングが頭に完全にキャッチされていなくても、内容は消化できます。ただ国によって結構処置に対するアプローチが異なりますので、文化的なつっこみや疑問は少なくありません。その辺はやはり同席される通訳者は常に両方(演者側と聴講側)の話を追従して行かないと日本の医師が後の Q&A などで演者へ個人的に意見交換したりすることはできなくなります。
本来このようなカンファ的な場においては理想として会場に同時通訳のブースを置き、そこに二人組の同時通訳者を用意するものですが、何せコストが高いのでその予算を取れる団体と事例も限られています。一方、講演進行中に通訳を必要とする参加者に同席してスタンバイして状況に合わせて通訳するというのは、実は通訳者にとって大変神経を使う場面です(いつ誰に対して通訳すればいいのか決まっていないからです)。
日本から参加される医師達にとっては最大と最重要の部分はやはり何と言っても Q&A -- ここで民族性もあり、積極的に質問や意見をしたりする方は少ないので(時間が迫っているというのもありますが、ディナーシンポジウムはちゃんと講演終わった後にも親睦や交流のための時間があります)、通訳者の方から積極的に聴講側に対して演者側にお聞きになりたいことがあるかなどを聞いた方が良いかと思われます。
これはあくまで個人的な意見ですが、例え本人が遠慮して講演中に自分が言っていた指摘や疑問を Q&A で控えようとしても、国によってかなりの違いがありその手技や処置方法の差によって臨床結果が大きく変わる場合は、通訳者はその疑問を講演側に挙げるべきだと考えております。
なぜならば、大抵そこから有意義な話が展開され、日本から参加される甲斐(意味)がそこに秘めているからなのです。
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