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ビジネス通訳:教育と学びと、豊かさ。

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昨年年末忙殺の日々の中、ふっと目に留まったのは、NHKの「Japan Prize 2019(日本賞)」でした。

1965 年設立以来、教育コンテンツのみを対象とした国際コンクールで、現在は「映像と音を用いた教育コンテンツ」を対象に、世界中から「教育」と「学び」の可能性を広げられる優れた作品に賞を贈り続けているそうです。

2019 年の数々の作品の中で私は特に感銘を受けたのは「ユニセフ賞」の「静かで、にぎやかな世界」という作品でした(NHK作)。

東京にあるろう学校を舞台に、一年に渡る子どもたちの成長を描いたドキュメンタリー。長年、日本の多くのろう学校では、子どもたちを社会に適応させることを理由に、手話を禁止し、発音練習や口の形を読み取る訓練が主流だった。しかしこの学校では、手話を子どもたちの母語と位置づけ、子どもたちの考える力や表現力、自尊心を育んでいる。子どもたちは目を輝かせながら手話で詩を朗読したり、仲間同士で冗談を言いあったり、校内は静かなのにもかかわらず、常ににぎやかだ。そこには、耳が聞こえる人たちとは異なる、豊かな世界が広がっている。障害のあるなしに関わらず、子どもの育ちに必要なものとは何か?本当に多様な社会とはどんな社会か?番組はいくつもの問いを投げかける。』 (日本賞の公式ホームページの紹介文より抜粋)

実際、海外のあるショートフィルムを観て「手話を禁止し、発音練習や口の形を読み取る訓練が主流」というのは日本だけではなく全世界の傾向だった(今もそうかもしれない)ということを知りました。しかしそれは本人達の人格育成や潜在能力を引き出すには決して有益なことではないことをどっちの映画もメッセージとして訴えています。

『耳が聞こえる人たちとは異なる、豊かな世界が広がっている』
『障害のあるなしに関わらず、子どもの育ちに必要なものとは何か?』
『本当に多様な社会とはどんな社会か?』

などの言葉に響き合うものが自分の中にありました。共感を持ています。異なるから「豊か」になるから、ね。

「豊か」がキーワード。
「豊かさ」とは何だ。

おそらく2020 年前後にさらに多くの人々が公私共に、自他共に、それをより強く問い詰めていくのだろうと感じております。

そして、何よりこういう素晴らしいものを作ることを仕事にしている人たちが世の中に沢山いることに深く感動を受けました。

自分もそうでありたい。

自分の仕事や活動は、宇宙や世にとって良き循環につなぎ、本当に大きい、深い「真理」に沿って川のごとく流れていきますように。生きるものすべて、形のあるもの、ないもののすべてと共に。

今年も、楽しく工夫を重ね、喜びを生み出し、喜びを増やして共有していきたいです。

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Brenda Chen