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沖縄|珈琲:「安座間珈琲」

ビジネス通訳|日英中(台湾)逐次通訳:食文化・食材


昨年末の珈琲栽培のフィールドワークの際に沖縄で色な方にお世話になりました。その中の一人は「安座間珈琲」オーナーの安座間さんです。その安座間さんが運営しているカフェと特徴のある商品をご紹介させていただきます。

「安座間珈琲」は沖縄本島中部に所在してあり、ご親戚はペルーにいらっしゃるという背景からここで扱っている珈琲豆はなんとペルー産のオーガニック珈琲豆です。日本ではなかなか回っていない代物で、珍しいのです。店舗に販売されている豆は全部自家焙煎です。

珈琲と一緒に楽しんでいただけるスイーツの中に南米の伝統的なベーカリーでマフィンやカップケーキのようなものがあります。「パネトン チコ」と言い、どっしりでもっちりしている食感をしています。

その他にもペルー産のカカオを使ったチョコをはじめ、沖縄県産の黒糖やきび砂糖などを使ったものや、各国内産地の素材を活かしたクッキーなども置いてあります。目的に合わせたギフトセットも販売されておりますので、お土産だけでなくお祝いなどにもご活用いただけます。

さてさて、その中で私の一押しは「冬のブレンド」珈琲です。と言ってもまだ「冬」しか飲んだことがないので春・夏・秋との比較はできていないのです。実は安座間珈琲は四季に合わせて期間限定のブレンドコーヒーを提供していて、なかなか他では味わえない特徴的なものとなっています。

今回私が売り切れ寸前で購入できたものは「冬のブレンド」でした。特徴といえばシナモンがアクセントとなっているが、このシナモンの香りは珈琲を抽出した後も消えず長らく漂います。しかもコーヒーの味にも染みているので、飲みながら不思議に思い、店長の安座間さんに「シナモンは後で(豆や粉の中)入れたのか、それとも焙煎の際に入れて一緒に焼いた(発酵したり)したのか」と聞いたら、神妙な笑みで「それは企業秘密です」と答えてくださいました。

それを聞いて「よっしゃ!いいとろこに突いたな」と内心喜んでいた私ですが、その後に大雑把に教えてくださったのは、もちろん後で入れたものではなく(それでやったら抽出する際にすぐ香りが弱まる)、実際に今の商品に仕上げたのは、30回以上の失敗を繰り返した結果、だそうです。

店内もそうですが商品ラインアップや運営上の心遣いは、店主と店を見回れば積み重ねて来られた工夫や試行錯誤が伺えます。しかも、今は沖縄県内で農園を構えて自家栽培の珈琲豆も実行されています。

ということはよほど珈琲がお好きだからでは?と思って聞いたら、「いや、実は特に珈琲に対して特別な思い入れはなかった」との答えなのでこれはまた意外でした。特に思い入れがなくてもやり出したらここまで凝って努力できているということに感服しました。

この「冬のブレンド」は癖のある黒糖に(産地にもよりますが)また合うのです。日本ではまだなかなかないコーヒーのマリアージュを是非一度ご賞味ください。

[店名]:安座間珈琲
[電話]:098-989-5233
[住所]:沖縄県中頭郡北中城村仲順 24
[営業時間]10 〜 18時・土曜休

日英中(台湾)逐次通訳:コーヒーと食文化
日英・日中・英中通訳:「安座間珈琲」の季節限定ブレンド

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Brenda Chen