ビジネス通訳|日英中(台湾)逐次通訳:食文化・食材
台湾の伝統的なスイーツの一つ「豆花」というものをご存知ですか。豆腐の仲間という感じで大豆から作られた豆乳を凝固剤で成形された工程は基本一緒です。ざっくりと言えば一般の豆腐より柔らかく大豆の匂いはやや弱めのものです。
中国や中国語圏のアジアにはよく見られる食材の一つで、地域によって味付け(食べ方)が変わるようです。塩辛い、辛い、甘いの三つで分けられています(詳しくは Wikipedia ご参照)。
私の母国でもある台湾と近隣の香港は「豆花」がデザートという位置つけされています。香港では従来、透明のシロップだけを少しかけておいて、トッピングなど一切しないのが普通です。
一方、台湾ではきび砂糖や黒糖などから作られたシロップなので黄金色か茶色いシロップが多く、さらに冬など寒い季節には生姜と一緒に煮込んだシロップもあります。私の大好物です。
メニューの選択肢としては、香港の豆花のようにトッピングが一切ないものもありますが、台湾人は基本何かをかけて豆花を食べるのが一般的です。現在はトッピングの種類は幅広いのですが、物資など少なかった時代にはせいぜいピーナッツや小豆などが普通でした。
それから時代が進み、暮らしが豊かになるにつれて次に出てきたのはタピオカでした。タピオカと言っても今日本をはじめ、海外の人たちが抱える「巨大タピオカ」のものではなく本当に最初の英訳通り「Frog's Eggs(カエルの卵)」(中国語名称:青蛙下蛋)と同じくらいのサイズの小さなブツブツでした(イクラのような)。この頃台湾ではこれを「粉圓(フェンウエン)」と呼んでいました。それと比べて、今巨大化になったタピオカは「珍珠粉圓(ジェンズウフェンウエン)」と呼ばれています。
今になってはトッピングだけでなく豆花自体は変わり種のものが色々出てきました。
初期はフレバーとしてプリン味(卵と牛乳)が入っているものや、ココアが入っているチョコ味の豆花や、豆乳の代わりに牛乳を使ったものなどが出回っていました。食文化が国際化になり更に日本の黒豆を使った豆花も出るようになりました(写真参照)。
私の母国でもある台湾と近隣の香港は「豆花」がデザートという位置つけされています。香港では従来、透明のシロップだけを少しかけておいて、トッピングなど一切しないのが普通です。
一方、台湾ではきび砂糖や黒糖などから作られたシロップなので黄金色か茶色いシロップが多く、さらに冬など寒い季節には生姜と一緒に煮込んだシロップもあります。私の大好物です。
メニューの選択肢としては、香港の豆花のようにトッピングが一切ないものもありますが、台湾人は基本何かをかけて豆花を食べるのが一般的です。現在はトッピングの種類は幅広いのですが、物資など少なかった時代にはせいぜいピーナッツや小豆などが普通でした。
それから時代が進み、暮らしが豊かになるにつれて次に出てきたのはタピオカでした。タピオカと言っても今日本をはじめ、海外の人たちが抱える「巨大タピオカ」のものではなく本当に最初の英訳通り「Frog's Eggs(カエルの卵)」(中国語名称:青蛙下蛋)と同じくらいのサイズの小さなブツブツでした(イクラのような)。この頃台湾ではこれを「粉圓(フェンウエン)」と呼んでいました。それと比べて、今巨大化になったタピオカは「珍珠粉圓(ジェンズウフェンウエン)」と呼ばれています。
今になってはトッピングだけでなく豆花自体は変わり種のものが色々出てきました。
初期はフレバーとしてプリン味(卵と牛乳)が入っているものや、ココアが入っているチョコ味の豆花や、豆乳の代わりに牛乳を使ったものなどが出回っていました。食文化が国際化になり更に日本の黒豆を使った豆花も出るようになりました(写真参照)。
しかし、いくら新しいメニューを試しても私の最愛は台湾の食材の伝統的な特徴をくっきりと打ち出せるシンプルな組み合わせが好きです。例えば、下記の写真に写っているさつま芋がのっかっている生姜シロップの熱い豆花です。
台湾ではさつま芋を「地瓜(ディーグワ)」もしくは「蕃薯(ファンスー)」と呼びます。ちょっと曖昧ですがおそらく台湾北部が「蕃薯(ファンスー)」の呼び方が多く南部は「地瓜(ディーグワ)」と呼ぶのが一般的な印象はあります。
香港と違って台湾の豆花は従来「冷たい」と「熱い」の二つの食べ方があります。現代の女性は運動不足やエアコンなど色々環境が変わり、冷え性になりがちなので私も母も「熱い」のが好きです。何より、私は生姜シロップが大好きなので、熱くしていただくのは最適です。
日本のスイーツ文化や歴史からみると、少しみずみずしすぎて、こってり感や重みがなく今一つパンチが足りないスイーツかもしれませんね。なにせ、日本の甘みに対する味覚は遠い昔からお茶に合わせるものが基本なので、餡蜜にせよ、和菓子にせよ、お汁粉にせよ、煎餅にせよ、ま、基本、少量でも味がしっかりしていて、しょっぱいものや思いきって甘いものにして、汁が出ているものでもその汁はサラサラしたものでなく、凝縮されたもので、お茶と合わすのがベスト!というのが土台ですから。
ちょっと変わった「デザート感」かもしれないが、台湾に行ったら是非試されてみてくださいね。ボナペティ!
台湾ではさつま芋を「地瓜(ディーグワ)」もしくは「蕃薯(ファンスー)」と呼びます。ちょっと曖昧ですがおそらく台湾北部が「蕃薯(ファンスー)」の呼び方が多く南部は「地瓜(ディーグワ)」と呼ぶのが一般的な印象はあります。
香港と違って台湾の豆花は従来「冷たい」と「熱い」の二つの食べ方があります。現代の女性は運動不足やエアコンなど色々環境が変わり、冷え性になりがちなので私も母も「熱い」のが好きです。何より、私は生姜シロップが大好きなので、熱くしていただくのは最適です。
日本のスイーツ文化や歴史からみると、少しみずみずしすぎて、こってり感や重みがなく今一つパンチが足りないスイーツかもしれませんね。なにせ、日本の甘みに対する味覚は遠い昔からお茶に合わせるものが基本なので、餡蜜にせよ、和菓子にせよ、お汁粉にせよ、煎餅にせよ、ま、基本、少量でも味がしっかりしていて、しょっぱいものや思いきって甘いものにして、汁が出ているものでもその汁はサラサラしたものでなく、凝縮されたもので、お茶と合わすのがベスト!というのが土台ですから。
ちょっと変わった「デザート感」かもしれないが、台湾に行ったら是非試されてみてくださいね。ボナペティ!
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