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なぜ珈琲栽培?

ビジネス通訳|日英中逐次通訳:珈琲栽培


私は美味しいものが好きで、食べているうちに作るようになり、作るうちに食材と生き物のことが気になり、その奥にある深淵な世界に関心と興味を持つようになりました。

元といえば 15年前に人生の長い暗いトンネルを一人で歩いているような時期があり、その時にたまたま通りかかった花屋さんの店先においてある緑の葉っぱがいっぱい生えている木に惹かれ足を止めてその土に触れた瞬間に体の奥から何かが込み上がってきて涙が流れた体験はありました。

その時までいかに自分の精神状態がガラガラの乾いていた状態で、消化しきれない辛さが溜まっていたのかを初めて知りました。そしてその不思議な体験は私が初めて大自然と植物の力を体感した瞬間でもありました。

料理を作っているうちに日本のスーパーで整理整頓(サイズも均一で、本当にすごい)され、綺麗に包装されている食材の「元」が気になり、それを生み出したところと私の手元に入ってきたこのルートがどんなサイクルで繋いで(循環)になっているのか、気になり始めたのは 2016年末、3年半前くらいです。

珈琲を飲む歴史は 30年以上はあるが、自分が豆を購入し砕いて淹れて味を調整し始めたのも 2017年春にハンドドリップの教室に行った以来で、同じく3年前くらいです。珈琲豆は普段の食材と一緒だとまず思いました。

その後、2018年に出張先の東京中野のホテル1階にある花屋さんが売っている珈琲の植木をみて初めて都会の人でも観賞用や趣味でこのように珈琲の木を入手し育てられることを知りました。更に続いて同年秋に私は初めて日本国内(奄美大島)で珈琲栽培されている方に出会いました。そこで初めて「珈琲栽培」という活動の発想が私の中に現れました。

2019 年に人生に更に大きい変動が火山の如く噴火しそれまでの人生と全く別の形態で活動する決意に繋いだ次第で、暮らしの土台となっている人と人の関わり、社会と経済の活動、衣食住などのような基本とそれらを全て含めた大きい環境と仕組みについて視点と角度を変えて生きてみることを始めました。そこでキーワードと浮かんだのは「土」「植物(生き物)」と「循環」でした。

しかし、どれもこれまでの私の人生とかけ離れたようなキーワードでした。

あれこれ考えても仕方ないので一歩一歩、今自分ができることを「マネージできる」「継続できる」ことをベースに一人の人間や社会人として色々収集・勉強・実験して、道を模索していくことにしました。

暮らしにつないでいる植物を露地(土)栽培したい、それを育てる土壌(土)を作りたいという気持ちが現れました。それがいつ、どんな形で実現されるのか、まだ見えないが、それを実践することだけ心にインプットしました。

珈琲・オリーブ・カカオはこの世の私の三大好物で、どうせ作るならば自分が大好きなものを作ろうと簡単な発想でした。自分にとっては身近な国といえば、日本と実家である台湾とオーストラリア。まずこれらの国におけるこの三つの果樹について現状を調べて理解しようかと始まりました。

自分は長年の珈琲消費者をやっていたので、珈琲市場はここ 10年大きく変貌している感じはしました。今後の 10 〜 15年は特にこれまでない変化のような、珈琲文化と市場が「化ける」現象が生じるような気がしてなりません。それもあって、まず自分にとって最も身近な珈琲を調べ始めました。

現在日本住まいが基本なので日本国内をまず調べてそれで日本珈琲栽培の北限とされている沖縄に辿り着きました。沖縄三線と民謡を習っていたので、馴染みのある土地だしそこから最初のフィールドワークを着手しました。それが 2019年の年末頃でした。

露地栽培にこだわらなければ、実際すでに珈琲が好きすぎて喫茶をオープンし、焙煎し更にハウスで豆を少量生産しているまで発展した珈琲の虜になった方が九州にいらっしゃいます。自分にとっては最終的にどんな形でコーヒーと付き合っていくのか、まだまだこれからやってみないと分からないが、その結果を人生の先の楽しみにとっておこうと思います。

次回から「珈琲栽培」という名目で何回かに分けて 2019年末の沖縄コーヒーフィールドワークのサマリー兼報告書を掲載していきます。よかったらご一読ください。

コーヒー好きな方へ:ご参考に ]

沖縄の珈琲栽培(2020年記事まとめ)や 珈琲道具アレコレ(2020年記事まとめ)など、他のコーヒー関連記事やレポートの抄録を別途に note の「珈琲の棚」というマガジンに保管しております。宜しければどうぞ、そちらもお気軽にご参照ください。

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Brenda Chen