ビジネス通訳:通訳屋の珈琲備忘録(テイスティングノート)
ジュピターブレンド
<生豆産国>
ブラジル、コロンビア、エチオピア、他。
<製造者>
ジュピターコーヒー株式会社
<豆と味の特徴・水温>
異なるクラス、そして焙煎度合いも異なる豆がブレンドされている。中に少し劣化しているものや、焙煎工程で火が完全に通っていない、生くさいものも多少混じっているため、淹れる際の水温範囲が 84度〜90度など幅が広い一方、それ以上両極にいく温度はあまりオススメしない。酸味を好む方は、88度を超えた水温がよく、コクと苦味を好む方は、85度以下がベター。あまり高温すぎると、劣化した豆を飲んだ時に胃もたれしたり体の不調を訴える方には症状が出る可能性も。そして雑味も出やすい。一方、低すぎると焙煎不完全(生くさい)の豆においては風味が出にくくなるため、味が薄れていく可能性も。
ジュピターブレンド:豆と味の特徴・水温 |
<豆挽き目安>
中挽きくらいが適宜。また、水温に合わせて調整すれば GOOD。
<淹れ方と道具>
ゆっくりしすぎた抽出法よりも、デフォルトの円錐形ドリッパー(例:ハリオ HARIO)などで抽出した方がクリーンな味になる(後日一度フレンチプレスで試して再度ここにて報告する)。→ 2月13日にフレンチプレスで抽出を試みた。やはり全体的な表情(味・香)がぼやけて雑味が出やすくなる傾向。フレンチプレスの良さでもあるが、豆によってはまろやかな味になり、複雑な深みやコクが楽しめる抽出法ではあるが、ジュピターブレンドはやはり円錐形ドリッパーでもっともクリーンな味となる。
ジュピターブレンド:淹れ方と道具 |
<値段・コスパ>
496円(200g・税込)なので、スーパーなどにおいてある最安コーヒーを買うくらいならば、同じボリュームで「ジュピターブレンド」が良いと言えよう。同じ真空パッケージでも、鮮度はジュピターの方が優っている。ちなみに、この商品はジュピーターが扱っている豆の中でも、もっとも安く人気のある商品でもある(手頃の値段に水温を選ばず失敗しにくいという二点が大きな理由だと考えられる)。
[ コーヒー好きな方へ:ご参考に ]
珈琲道具アレコレ(2020年記事まとめ)や、沖縄の珈琲栽培(2020年記事まとめ)など、他のコーヒー関連記事やレポートの抄録を別途に note の「珈琲の棚」というマガジンに保管しております。宜しければどうぞ、そちらもお気軽にご参照ください。
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