ビジネス通訳:通訳屋の珈琲備忘録(テイスティングノート)
1971 プレミアムブレンド(ジュピター)
<生豆産国>
コロンビア、ブラジル、他
<製造者>
ジュピターコーヒー株式会社
<豆と味の特徴・水温>
モカ(チョコレート)の香りが高く、他にナッツと少しプルーンやワインの匂いもする。焙煎度合いは深煎りで、味はコクがあってパワフルで、通常より少なめの豆でも同じ濃さを抽出できる印象。
最初は少し中挽きくらいして 84度の水温でゆっくり抽出してみたが、ものすごく苦かった。その次は少し粗めに挽いて 83度で普通のスピードで淹れてみたら香りが弱まったが、味はまろやかになった。
思い切って同じ少し粗めに挽いて80度〜81度まで水温を下げて 3回に渡りゆっくりドリップしてみたら香りを保ちつつ、一番エグ味を抑えたクリーンでまろやかで飲みやすい味になった。また、少しどろみは出るが、同じ水温でフレンチプレスで抽出するのは最も丸く美味しい味わいになる。
1971 プレミアムブレンド(ジュピター):豆と味の特徴・水温 |
<豆挽き目安>
やや粗挽き〜 が適宜。また、水温に合わせて調整すれば GOOD。苦味が出やすいパワフルの豆なので、基本細挽きには不向き。
1971 プレミアムブレンド(ジュピター):淹れ方と道具 |
<淹れ方と道具>
クリーンの味を好む方は、デフォルトの円錐形ドリッパー(例:ハリオ HARIO)で抽出するのが良い。少しどろみが出ても平気で丸くまろやかな全体感を重視する方は、フレンチプレスがオススメ。ドリップの場合はあまり水の重ね足し回数を多くしない方がいい(上述の3回を超えるとまろやかさが減少する傾向にある)。
<値段・コスパ>
842円(200g・税込)で、お手頃な豆。ドミニカは 918円で 76円も高くなっているのだが、個人的にはこの「1971プレミアムブレンド」の方がポテンシャルを高く感じた。深煎りでコーヒーの苦味を楽しみたい方ならば、このプレミアムブレンドが良いチョイスといえよう。
[ コーヒー好きな方へ:ご参考に ]
珈琲道具アレコレ(2020年記事まとめ)や、沖縄の珈琲栽培(2020年記事まとめ)など、他のコーヒー関連記事やレポートの抄録を別途に note の「珈琲の棚」というマガジンに保管しております。宜しければどうぞ、そちらもお気軽にご参照ください。
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