ビジネス通訳|日英中(台湾)逐次通訳:珈琲用具
前回の「珈琲道具アレコレ」シリーズより第二弾!今回は手挽き道具(コーヒーミル)について実体験に基づいた感想を綴っていきたいと思います。
前回記事させていただいたドリップケトル(昨年末 Amazonで 2 本目購入)ですが、当時合わせて手挽きコーヒーミルも購入しました。人生初のミルだったので、色々悩みました。まず手動か電動か、次はどのメーカーやデザインか、などでした。
電動は単価が高いので、最初からハードルをあげるとあとあと何かあった時に収拾が難しくなると懸念し、手動にしました。何より電動だと挽きながら香りが楽しめない欠点もあると思って手動にしました。
で、手動にする上でまたメーカーやデザインなどで色々悩みました。本当は全部一つ一つ実物を見て比べてから購入したかったが、そんなの難しくそんな風に買い物する暇もなく、ネットで色んな評価を参考にしながら、最終的に大きさや用途も考えてアウトドア用の手動ミルを Amazon より購入しました(商品名:「パール金属(PEARL METAL) キャプテンスタッグ 日本製 コーヒーミル セラミック刃 ハンディータイプ Sサイズ 18-8 ステンレス製 UW-3501」)。
税込で 4300 円前後ですが配送無料でアウトドアだから外でも使える(予定はなかったものの)し、小さいからスペース取りません。しかも日本製というのにつられて決めたわけですが、買ってすぐに後悔しました。理由は下記にリストアップしました。
① 脆い、中を洗浄すると意外とバネが簡単に型崩れ、そこから一気に挽き目の粗さ調整が効かなくなります(荒いのと細かいを設定しても大差がでなくなります)。しかし、アウトドア用のものは基本洗わない方がいいようです。掃除ならばブラッシュです。
② 固定しにくい。小さいというのもありますが、底に滑り止めがついているわけではないので、私は家でやる時は百均で売られたシリコンみたいなものを下敷きにしてハンドルを回しました。
③ 力が入りにくい。②に記載してある複数の要素が理由で力が入りにくく、特に細かく挽こうとすると非常に辛くなります。何度も戻り回してからまた挽き始めて、労力も時間かかります。
④ 挽き目の調整ダイヤルは下にあり(豆は上にあるということ)、挽いている最中に粗さを変えようとすれば至難のワザとなります。すでに豆を挟んでしまうダイヤルは回しにくく、傾くと上から豆が外に落ちてしまうし、これも本当にユーザーにとって使いづらかったのです。しかし、これはアウトドアタイプのミルとしては全て共通しているようです。
⑤ 以上の数々の苦労しながら挽いてもアウトドアだから蓋がついてて・・・蓋を閉めれば香りも何もありません。結局電動と一緒です。不覚でした(苦笑)。
じゃ、他の国と比べて手挽きのコーヒーミルはどんな状況でしょうか?
まず 1 月に仕事兼旧正月で帰省していた台湾ですが(今は台湾は盛大にコーヒーブームで盛り上がっています)、台湾現地のメーカーもありますが、基本日本の HARIO のようなレベルのものが少なく、更になぜか手動ミルは品質が最悪で選択肢も乏しく、結局、現在手動ミルといえば台湾で珈琲関係者たちがオススメしているのは、がっちりステンレスのブレードを使った非常に丈夫で切れ味はいいが、非常に重たく、非常に回しづらいアウトドアタイプのものしかありません。
ビジネス通訳|珈琲道具(コーヒーミル編)アウトドア用 |
その他のものは基本作りが甘く壊れやすく切れ味も悪く、粗めの調整も満足にできず、日本で 2000円代で買えるHARIOのようなコスパのいい、ユーザーフレンドリーの手挽きコーヒーミルがないのです(あるのはありますが、日本からの輸入品なので日本 2 倍以上の値段となります)。
写真に写っているのは台湾の珈琲道具専用メーカーの老舗(20年以上)の JUNIOR が販売している手挽きミル(アウトドアタイプ)です。いいブレードでしょう?確かに。でも、ほんっと〜〜に重たいのです。こんなの携帯してキャンプしたらまたバックパック(荷物)が無駄に重たくなるじゃないですかぁ。
で、実際にオススメできる手挽きコーヒーミルは、後半に続きます。
[ コーヒー好きな方へ:ご参考に ]
珈琲道具アレコレ(2020年記事まとめ)は、別途 note の「珈琲の棚」というマガジンに保管しております。その棚(マガジン)には他にも沖縄の珈琲栽培(2020年記事まとめ)や、他のコーヒー関連記事やレポートの抄録を置いてあります。宜しければどうぞ、そちらもお気軽にご参照ください。
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