ビジネス通訳|日英中(台湾)逐次通訳:珈琲用具
前回の「珈琲道具アレコレ」シリーズでお話しさせていただいた手挽きコーヒーミルですが、今回はその後半として本当にオススメの珈琲ミルをご紹介いたします。
前回は、日本製のアウトドアタイプのミルについて実体験に基づいた不満点や反省点を書かせていただいた上、台湾で一般的に勧められている手挽きコーヒーミルの現状や商品特徴も添えて比べながらまとめてみました。
正直にいうと台湾ではこの手動ミルの品質と商品ラインアップの乏しさからも、おそらく珈琲関係者たちの中では電動ミルの使用者の方がはるかに多いでしょう。それでますます手動ミルを開発したり改善したりしなくなるのでしょうね。電動ミルの方が商品として優先されるわけです。単価は手動の倍ですしね。
もちろん、日本の方がハンドドリップコーヒーの文化が一般的に浸透しているし、台湾より歴史が長いというのもあるかと思います。
と言いながらも、実は電動ミルにおいても台湾では日本で販売されている HARIOと同じ値段で同じ品質を手に入れるのは難しいのです。それもあるか、知り合いの台湾珈琲関連者たちは、日本に来る際にわざわざ最新の HARIO電動(ナイスカットの最新型)を買って台湾まで持って帰りました。
一方、私のもう一つの実家でもあるオーストラリアの珈琲文化はイタリアからの移民などによるヨーロッパのエスプレッソ文化が土台なので、ハンドドリップはむしろここ数年増えてきたと言えましょう。
昔は、オーストラリアの学校の職員室に全自動のコーヒーメーカー(昔のドリップ式のヤツ。知っている人は知っている)を置いてあり、先生たちが休憩や何かあればそこからいっぱいのコーヒーを自分のマグに淹れて飲んでいたような記憶です。それも美味しくないけれどね、だから皆んなショッピングモールのカフェに行って寛いでおしゃべりを楽しみながら、本物をエスプレッソマシンから作られたイタリアンカフェが好きなわけです。
さておき、ではコスパ、使いやすさなどの全般的なバランスにおいて一番オススメしている手挽きコーヒーミルは何かと言えば、昨年(2019年)秋に Amazon 購入した「HARIO (ハリオ) 手挽き コーヒーミル セラミック スケルトン ブラック MSCS-2B」です。
2千円くらいで(配送無料)、セラミックの臼で丸洗いできて、洗浄しやすく、ハンドルもしっかりしていて微力で回せて、豆の挽き目もバラツキが少なく、容器の下に滑り止めのカバーも付いて、更に豆を挽いた後に容器を閉める蓋もあります。この値段にこのユーザービリティ、もう感謝!というしかありません。
一度に入れられる豆の量も 3 〜 4 人分までまったくのノープロブレムで、しかも不思議と粗めに挽くよりも細く挽く時にバラつきが少ないのです。浅煎り豆で細く挽いて淹れる方ならこのミルは尚更オススメです。
回しやすいのに、挽き目のばらつきも少ないのに全体は軽いのですよ。本当に使い勝手が良いのです。今は日々愛用しています。
あ、後ろに写っているのは私の手作りスコーンです(笑)。
※ 次回の「珈琲道具アレコレ」は百均で売られている、どこでも・いつでも即時ドリッパー(ドリップバッグ)をご紹介します。
[ コーヒー好きな方へ:ご参考に ]
珈琲道具アレコレ(2020年記事まとめ)は、別途 note の「珈琲の棚」というマガジンに保管しております。その棚(マガジン)には他にも沖縄の珈琲栽培(2020年記事まとめ)や、他のコーヒー関連記事やレポートの抄録を置いてあります。宜しければどうぞ、そちらもお気軽にご参照ください。
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