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日英|日中|英中通訳:海外通訳

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ここでいう「海外通訳」は外国の方が日本に来られた場合と、日本の方が海外に行かれた場合を指しています。

これまで私自身が開催するイベントなどを含め、日本に来られた外国の先生に学会のブースやフォラムなどでの逐次通訳、日本国内の観光スポットへのご案内、そして海外の学会やイベントにおける日本の先生方への随行通訳や会議通訳、海外の観光スポットのご案内など様々な場面で通訳を勤めさせていただいて参りました。

その中に同じ会社で海外法人が日本に来られる場合と日本法人が海外に行かれる場合の商談通訳ももちろんございます。

「海に渡る」イベントや活動における通訳はいつもどこか、そしていつも以上に、言葉の変換というより「橋渡り」と「コミュニケーター」としての感覚が強く、そして私だけかもしれないが、熱がこもります。

グローバル時代とはいえ、30代(かもっと遅く)にしてパスポートをはじめて手にする人もいます。もしくは何年かぶりにパスポート更新して出国するパターンも少なくありません。海外に行くことは、どこか非日常的で貴重な出来事という感覚はやはりまだ一般的にあると思います。

はるばる海に渡る行為を経てうまれる会話や意思のやりとりは、すごく特別なものだと私は思います。

だから、学会のブースなどでも開催側と違う国からのお客様が訪ねてこれば、通訳する際には「全力でこの方が知りたい、必要としている情報をみつけてすぐに持ち帰れるような形にしてお渡ししたい」という気持ちが走ります。

したがって、通訳というよりも「この方は何を知りたいのか(したいのか)」を考え、それにあった適宜な聞き手とつなぎ、その目的にもっとも有意義な会話を仲介人として「通訳(言葉の変換)」という過程を通して、創ろうとするのです。

医学学会の場合だと、自分の国にまだ薬事登録されていない製品や、自分の国と異なる使用方法、手技、そして臨床データなどを知りたい医師達はたくさんいらっしゃいます。そのような会話を通して自分の国の医療背景や事情の違い、もしくは共通の問題点など、参考になる解決法を知り、さらに連携(コラボ)したりするような出会いもあり得るのです。

また、参加者達が自分の母国と違う国で行われるシンポジウムやフォラムの場で「海外」という環境で母国ではいつも出せない自分や、取らないコミュニケーションの方法などがでます。こういうのはまさしくその場に限ったものなので、とても貴重な交流の場面となるわけです。いつも遠慮がちな日本の先生方はいつもより積極的に質問をしたり、イニシアチブをとって演者に話しかけたりもします。

こういう海外通訳においてもっとも大変だったのは、やはり「同行・随行」です。特に、外注の通訳者としてではなく、社員として同行した場合です。

まず、海外通訳で社員として「同行・随行」の場合は「終日」という形が多いからです。話の切り目が特にないので、常にスタンバイして話を聞いて通訳できるようなモードを保つ必要はあります。一回海外法人から全国営業訪問に来日した同僚に英語通訳として同行したのですが、この方は永遠に喋り続く方である上、独り言もする(一人でいる時も)癖があり、同行三日目の際にとうとう私は神経を使いすぎて(疲れすぎて)車移動中で、休憩中の彼の「この出張終わったら僕はどこどこに二週間のホリデーしてくるわ」の発言に私がブチ切れました(苦笑)。車を運転していた日本法人の社員が相当びびったそうです。

さすがに医師(お客様)に対してはそんな失態を晒していない(他の失態はある)が、社員としてお客様に海外同行・随行の場合はもし、行き先で共に世話してくれる現地の社員がいれば、仕事分担できてだいぶバランス良くなりますが、これはなかった場合は、もう崖プッチ状態を覚悟した上の決行しかありません。いや、冷静な話で、責任者は自分一人しかいない場合は、万が一でも体調崩したりもう起き上がれなかった時を想像してみてください。だから気合いでも帰国までスケジュール通りに持ちこたえる!と腹くくるしかありません。

海外へお客様に随行する場合は一番大変なのはやはりオフの時間の使い方です。たとえ現地の社員がいても、基本休日は観光地の案内などしてくれるはずもありません。平日ならばその社員は別の仕事があるでしょうし。そうすると責任者が自分一人の場合は実際の仕事における通訳業務が終了したとしても、かなり高い確率で現地ツアーガイドとしてお客様から依頼がきます。

ホテルで溜まった仕事をキャッチアップ?ちょっと仮眠して通訳で疲れた脳を休ませる?そんな余裕を与えてくれるわけありません。なにせ、海外に行かれた医師(日本に限らず!)はみんな普段の非常〜に忙しいスケジュールの中で来られるわけなので、滞在中は一分一秒も「海外満喫!」の大チャンスです。その上、医師という仕事を全うできる方はみんな、タフな方ばかりです。数日間睡眠が短いからってへっちゃらです。

結局、よく知らない土地でもその場で情報収集したり確認したりしてまた、通訳を続けていくわけです。でも、最終的に全部かけがえのない思い出になります。帰国したら爆睡ですが。

※ 通訳理念についてはパートナーとしての通訳」やビジネス通訳:商談・交渉のウィンウィン」よりご参照頂けます
※ 本サイトを立ち上げた初心や背景は「はじめに」よりご覧頂けます。

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Brenda Chen